大堀相馬焼コラム

【スタッフブログ】〜梅雨直前の乾燥作業〜

東北もようやく梅雨入りしました。

梅雨に入る直前、青空の下、松永窯では成形された器たちが並んでいました。IMG_9499

気持よく晴れた日は乾燥作業にもってこいです。
乾燥作業は陶器を作るための重要な工程の一つです。乾燥させてから次の工程の素焼きにうつります。

成形されてすぐに直射日光で乾燥させると、急激な水分量の変化でひび割れてしまうため、屋内である程度乾かしてから外に出します。

この日は、“相馬野馬追(そうまのまおい)”で使用される九曜の紋が刻された杯“かわらけ”と、丸い花入れなどが日向ぼっこを楽しんでいました。IMG_9496

どんなにお天気がよくても油断は禁物です。
雲行きが怪しくなってきたかと思った矢先、雨が降ってきました。

「いそげ~!」
和夫さん走る走る!IMG_9500

雨を含んでしまったらまたやり直しになってしまうので、乾燥させていた器をすばやく屋内に移動します。IMG_9501

コバヤシは見ているだけですみません。
まだまだ慣れていませんから、取り込みに参加した瞬間に全部割ります…。

そうこうしているうちに、すっかり雨になってしまいました。IMG_9504

梅雨に入って雨が続くと、屋外での乾燥ができなくなります。
もう少し晴れの日が続けばという思いがありつつも、夏に水不足になるのも困りますね。
複雑な気持ちで梅雨を過ごしています。

乾燥作業は通りからも見ることができますので、晴れた日はぜひのぞいてみてくださいね。IMG_9510

コバヤシ

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