大堀相馬焼コラム

震災から5年、これまでとこれから

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  •   気持ちの変化

震災から5年、大堀相馬焼に携わり3年経とうとしていますが、やはり自分が思い描いていたような姿にはまだまだほど遠いなと感じています。

自分を信じてついてきてくれた仲間や協力者に対してなかなか思い描いていた結果を出せずにいました。

どのような方向性にいったら良いかこの3ヶ月くらいずっと悩んでいました。

色々なビジネスモデルを考案しましたが、一番良いのはどれか模索していました。

色々な業界の方に話しを聞いたりして、時にはダメだしをいただきながら考えぬいた結果以下のように決まりました。

 Eコマースを中心とした

 現在の生活様式に合わせて

・工芸を合わせていく

という考え方の元に

小さな市場から捉えるのではなく、大きな市場から捉える方向にシフトしていくことにしました。

「大堀相馬焼」というブランドを一生懸命育てようとしました。その中でKACHI-UMAや色々なプロジェクトをして、成功も失敗もしました。

やはり「大堀相馬焼」という枠ではなく、「このような人、シーンを届けたい」という枠で捉え、そこから「大堀相馬焼」をもっていきつつ、陶磁器を中心に展開していったほうが全体として良い結果になるのではないかと感じました。

はやくて4月末ごろにはお披露目できると思います。

  •   もちろん地域への貢献もきちんと実施する。

新ブランドづくりや新商品開発は地域を盛り上げているかというと、その真逆で負担を強いている結果にしかなりませんでした。KACHI-UMAはうまくいきましたが、結果として松永窯しかつくっていません。

当然大堀相馬焼への還元プロジェクトは行っていきますし、その結果がわかるようにアピールをしていきたいと思います。

 原料づくり

 コミュニティづくり

   

大堀相馬焼の窯元さん方が十分潤い、本当に納得した上で進めていきたいと思います。

  •   あたりまえのことをあたりまえにやる

いま思い返せば、普通の会社だったら絶対アウトのようなミスを数多くしてきました。被災地だから、復興だから、若いからという言い訳はもう通じなくなってきました。あたりまえのことをあたりまえに、その上で面白いことをやる、そんなふうになっていきたいです。

 

写真は

オーストラリア・シドニーの教会。ここでスピーチさせていただきました。

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