大堀相馬焼コラム

開催まで2週間!野馬追の歴史や魅力を予習しませんか?【野馬追特集第二弾】

こんにちは。

コラム担当の西田です。

 

相馬焼の生まれ故郷、相馬市で行われる野馬追まであと2週間!

先日に引き続き、この記事でも野馬追という大イベントについてインタビュー形式でご紹介します。

 

特集第一弾はこちら↓

相馬といえば相馬焼?それとも野馬追?【野馬追特集第一弾】

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相馬市出身・在住の茜さんにたくさんお話を聞かせてもらいましたが、今回は「野馬追の歴史と魅力」を中心にお伝えしていきます。

 

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Q:コラム担当 西田

A:野馬追の里キャンペーンスタッフ 茜さん

 

Q:そもそも野馬追っていつ、誰が、何のために始めたのでしょうか?

A:相馬野馬追は一千有余年の歴史を誇ると伝えられています。いつ始められたのかは正確には分かっていませんが、平小次郎将門(たいらのこじろうまさかど)という人が野馬を敵兵に見立て捕えることを軍事訓練として取り入れたことが始まりとされています。また絵馬の起源という説もあり、捕えた馬を神前に奉納することで平和や繁栄を願ったといわれています。

Q:始まったときと現在で、行事の内容は異なるのでしょうか?

始まった当初は現在のような甲冑競馬や神旗争奪戦は行われていなかったようです。野馬追は時代によって形を変えながら現在まで受け継がれてきた伝統行事です。

 

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Q:地元民にとって「野馬追」とは?

夏の到来、でしょうか(笑)。地元でも野馬追へのかかわり方は様々ですので、地元に住む全ての人が野馬追に興味・関心を持っているわけではありませんが野馬追が来ると夏本番だな、という雰囲気が漂いますかね。

Q:ずばり、野馬追の魅力とは?

野馬追にはたくさんの人の思いが込められている、と感じます。出陣する方法も馬や道具を借りて出る人もいれば、家に代々受け継がれたものを継承する人と様々ですし、甲冑や旗指物といった野馬追に欠かせない道具の作り手、親戚が出陣している、単に野馬追が好き、というように見る人携わる人も様々ですが、残したい、伝えていきたいという思いは同じではないでしょうか。そんな思いの集大成が相馬野馬追という祭なのだと私は思っています。

Q:最後に、キャンペーンスタッフとして伝えたいことがあればどうぞ!

まずは、興味を持っていらっしゃるなら、ぜひ南相馬に足を運んでいただき実際に目や耳で野馬追を感じていただきたいということです。ニュースや動画だけでは伝わらないことがたくさんあります。野馬追の観光ついでに南相馬の名産などもお手にとっていただけたらこれほどうれしいことはありません。鹿島区にはサービスエリアとして「セデッテかしま」がオープンしました。相馬市にも原町区にもそれぞれ道の駅があり、地元の特産品を取り扱っていますのでぜひこの機会にお越しいただければ幸いです。実際に来てみなければわからないことがあります。福島の、浜通りの元気を感じていただきたいです。

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「実際に来てみなければわからないことがある」

これは本当にその通りだと思います!

炎天下に行われるというだけではない「熱気」が野馬追会場にはあふれていました。

 

相馬というと震災のマイナスイメージが強いかもしれませんが、野馬追や相馬焼など地域に根付いた文化が確かに存在し続けています。

百聞は一見に如かずということで、この夏はぜひ相馬ならではの行事や伝統工芸品を味わいに来てください!

 

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こぼれ話:

ちなみに…

野馬追出陣の際にお酒を注いで飲み、豪快に叩き割ってしまうこのお皿。

 

震災以後は毎年、松永窯が製作しています!

観賞される方はこのお皿にも注目してみてください。

 

縁器屋 楽天市場店

http://www.rakuten.co.jp/engi-ya/

代表者:松永武士

TEL:03-3263-0351

Mail:ec@gatch.biz

午前10:00~午後8:00

(土日祝日は休日)

 

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