大堀相馬焼コラム

相馬といえば相馬焼?それとも野馬追?【野馬追特集第一弾】

こんにちは。

コラム担当の西田です。

 

「相馬」「夏」といえば…?そう、相馬の野馬追!

「相馬」と聞くと相馬焼より野馬追をはじめに思い浮かべる方も多いかもしれません。

 

ということで、今回は開催まで約3週間の野馬追についてインタビュー形式でご紹介します。

協力してくれたのは、昨年、野馬追のプライベートツアーでお世話になった相馬市出身・在住の茜さんです。

 

松永窯023

 

Q:コラム担当 西田

A:野馬追の里キャンペーンスタッフ 茜さん

 

Q:はじめに、茜さんの生まれた場所・育った場所はどこですか?

A:南相馬市原町区出身で上渋佐という海の近くで育ちました。今年度から野馬追の里キャンペーンスタッフとして活動させていただくことになりました。小さいころから野馬追が大好きで、地域の観光に携わりたいと思っていたので、一年間しっかり努めたいと思います。

 

Q:野馬追は福島県民ならみんな知っているのでしょうか?浜通りの人なら一度は行ったことはあるのでしょうか?

「相馬野馬追」というお祭りがあることは聞いたことがある、という程度だと思います。野馬追の開催期間、特に本祭りでは道路が閉鎖されてしまうこともあるので、地元でも野馬追の三日間は旅行に行ってしまう人もいますし、親戚や知り合いが出陣していない場合は見に行かない人も多いです。地元でもそんな感じなので、浜通り地区でも実際に見たことのない人は多いのではないでしょうか。

 

Q:特に盛り上がった年というのはありますか?

特に盛り上がったのは2015年でしょうか。出陣する騎馬武者も見に来るお客様も減り、震災直後は開催も危ぶまれましたが出場者も観客も年々増えていき、2015年には115千人という過去最大の集客数となりました。女性は20歳まで出場することが許されていますが、2015年は女性の騎馬武者も多かったように感じます。また、若武者が増えたな、という印象でした。


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Q:野馬追って一日間だけではないのですよね?各日程何が見られるのでしょうか?

相馬野馬追は三日間に渡って開催されます。それぞれ一日目から宵祭り、本祭り、野馬懸(のまがけ)と呼んで分けられています。一日目、宵祭りでは総大将の出陣式、つまり相馬のお殿様が出陣するための準備をしているところと二日目の本祭りの会場へ向かうまでのお行列を見ることができます。二日目はメインとなる本祭り。お行列から始まり、祭場地での兜を脱いで、白鉢巻姿に旗指物を背負って駆け抜ける古式甲冑競馬、三つの神社の名前が書かれた旗を奪い合う神旗争奪戦(しんきそうだつせん)が開催されます。三日間で一番人が集まる日でもあります。最終日は野馬懸といい、本来の野馬追の姿を今に伝えている行事です。現在では本祭りでの古式甲冑競馬と神旗争奪戦が最大の呼び物とされていますが、実はこの三日目が野馬追と呼ばれる由来であり、一番大事な行事でもあるのです。騎馬武者が裸馬を追い込み、捕えて神前に奉納する神事が行われます。

Q:一日だけ観戦するならば、いつがオススメですか?

やはり、二日目の本祭りでしょうか。相馬野馬追は723日、24日、25日と日にちが固定されていました。しかし、平日が多く出陣する騎馬武者への配慮と観光客誘致のため2011年に月を跨がない最終土曜・日曜・月曜に開催日が変更されました。本祭りは日曜日に開催されることになります。また、野馬追には「郷」と呼ばれるまとまりが5つあり、各地域がその「郷」に準じていますが、その全てが一堂に会すのが本祭りの日になります。つまり一番多く騎馬武者が集まるのが本祭りなのです。

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Q:野馬追って予約やチケットは必要なのでしょうか?席ってどうやって確保するでしょうか?

本祭りの祭場地に入場するためのチケットが必要になります。お行列は沿道で見ることが可能ですが、古式甲冑競馬と神旗争奪戦は祭場地内で行われるため、見るためにチケットを購入しなければなりません。当日券は入場口で販売されています。前売り券も発売されており、ネットでの購入も可能です。また席に関しては祭場地内に観覧席があります。団体や一般自由席など種類があり、団体席を利用するには何名以上というような人数制限があります。詳しくは野馬追のホームページがあるのでそちらをご覧ください。

 

*相馬野馬追執行委員会ホームページ:http://soma-nomaoi.jp/

 

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野馬追特集第一弾は、野馬追の概要や日程別観賞ポイントをご紹介しました。

今年、2016年の開催日程は7月23日土曜・24日日曜・25日月曜の3日間です。

 

お近くにお住まいの方、7月末に福島県への旅行を考えている方はぜひ観戦をご検討ください!

昨年、初めて見に行き大興奮した西田が心からおすすめいたします。

また、すでに野馬追のファンだという方にはぜひ馬の絵の入った相馬焼を手に取っていただきたいです。

相馬市からは少し距離がありますが、西白河郡に松永窯の本店がありますので、お気軽にお立ち寄りください!

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松永陶器店本店
〒961-8061
福島県西白河郡西郷村小田倉字小田倉原1-31
EMAIL : info@soma-yaki.com
TEL : 0287-74-3503
営業日 : 月・火・金・土・日: 10:00-17:00
お休み : 水・木

http://soma-yaki.com/store/

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