大堀相馬焼コラム

【今月のピックアップ商品】二重焼酒器セットのご紹介

毎月一日恒例、ピックアップ商品のお知らせとご紹介ですが、
11月は「二重焼酒器セット」です。


相馬焼の三大特徴全てが備わっている徳利とぐい呑のセットは、寒さが厳しくなってきましたこの時期にぜひおすすめしたい商品。


本日はその「相馬焼の三大特徴」を改めてご説明させていただきます!
○三特徴 その一
「馬の絵」

旧相馬藩の「御神馬」が描かれており、別名は「左馬」
「右に出るものがない」という意味から縁起良いとして地域では親しまれてきました。

狩野派の筆法といわれる「走り駒」の絵を熟練された筆使いで手描きしているのです。

 

○三特徴 その二

「ひび割れ」

貫入音を鳴り響かせながら「青ひび」といわれるひび割れが器全体に拡がって地模様になっています。
”うつくしまの音 30景”にも選ばれた美しき音色 貫入音。

素材と釉薬との収縮率のちがいから、焼いたときの陶器の表面に繊細な音を伴って細かい亀裂が入ります。
これを貫入と呼ぶのですが、大堀相馬焼はこの貫入によって「青ひび」の地模様が刻まるのです。

 

○三特徴 その三

「二重焼」

「二重焼」という構造です。
入れたお湯が冷めにくく、また熱いお湯を入れても手に熱さが伝わりにくいという優れもの。

この技法は大堀相馬焼のみが持つ珍しい技法なのです。
大堀相馬焼は生活に溶けこんだ、一般庶民向けの陶器から歴史が始まったため、使いやすいように試行錯誤した結果、このような技法になったといわれています。


せっかく日本のお酒を飲むのなら、日本ならではの伝統と知恵がつまった器で。

晩酌を彩る相馬焼の二重酒器セットはいかがでしょうか?

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