大堀相馬焼コラム

『職業としてのプロ経営者』献本いただきました【社長ブログ】

こんばんは。
代表の松永です。

母校の慶應大学湘南藤沢キャンパス(通称:SFC)には、「リーダーシップ論」という授業があります。

これまでのリーダーシップのあり方とこれからリーダーシップはどのように変化していくか、ということについてSFCでも超人気授業です。
履修選抜が大変厳しく、1・2年生はまず落ちます。私も3年生のときにようやく履修できました。

卒業後とある御縁で小杉先生と知り合い、今年6月ごろゲストスピーカーに呼んでいただきました。
小杉先生はMBAを取得後マッキンゼーやアップルなど名だたる企業に渡り歩いた経験から、様々な企業のリーダーシップを見られてきており、さらにこれからのリーダーシップの探求をしている方です。

そんな小杉先生の新著「職業としてプロ経営者」を献本いただきました。
さらに私がゲストスピーカーでお話させて頂いた内容が、グローバル環境における人材マネジメントおける事例として掲載されています。

さすがにインタビューされた人たちがよく経済誌やWEBで見る、超有名人ばかりなので、私は当然まだその中には入ってませんが、事例として掲載していただいたことは大変光栄です。
有難うございました。

 

拝見いたしましたが、様々なプロ経営者をインタビューし、それぞれ困難をどのように乗り越えたかを丁寧に記載されていました。

それぞれ共通しているのは
・その場その場で結果を出し、ナンバーワンになる
・以前の職場で活かした型は持っているが、それをあえて離すことでさらに成長する。
・これまで何をやってきたかでなく、これから何をするかで常に学習をしつづける。

非常に共感した部分は

・誰しもが計画を建ててキャリアを築きあげているわけではないこと。プロ経営者になろうと思ってプロ経営者になったわけでなく、興味があることに対して好奇心を持って結果を出し続けていった結果、気づいたらプロ経営者になっていた。

・その場の環境で満足せずストレッチをし続ける。試練において、それにもがき苦しむことで成長に繋がる。

という部分です。

 

個人的に感じたのは、今後コンサルやMBAという「箔」がなくても、今後「プロ経営者」という類のものが生まれてくるのではないか思うこと。

中小企業も含めれば日本に会社は250万社もあるのだから、それに対して事業継承の問題は必ずあると思う。特に家族経営の場合、後継者より会社の成長スピードがはやかったり、会社の規模に対して後継者が能力不足にも関わらず、息子で跡継ぎだからという理由だけで跡を継がせる場合が多く、結果的にそれが会社の業績を下げている場合もよくあります。

なので、本著にも記載あるようにサントリーの佐治会長が当時ローソンにいた新浪社長を引き抜いたのはそれの象徴であるし、これからそういうのは大企業だけでなく、中小企業でもどんどん出てくるだろうなと。
もちろん、伝統工芸の業界でもそれが当然である時代はそのうち到来するでしょう。

小さい組織ながら、経験させて頂きましたが、この世界は一見華やかですが、実際やってみると本当に大変でして、実は胃が痛くなりながら拝読させて頂きました(笑)

ちなみにそのときに講義を聞いていて、弊社にインターンとして参加してくれているのが、まだ1年生の宮下くんです。
伝統工芸を世界で販売したいという熱い想いでいまがんばってくれています。

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(写真右が宮下くん)
本写真

職業としてのプロ経営者

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