大堀相馬焼コラム

【スタッフブログ】純金より高い茶葉「大紅袍」とは?

1グラムの茶葉>1グラムの金

10月も半ばを過ぎ、いよいよ肌寒くなってまいりました。
こんな日はやっぱり温かいお茶でも飲んでほっと一息入れたくなるのではないでしょうか。

 スタッフ八木の過去記事はこちらから
 【スタッフブログ】身近にお茶のある生活、どうですか?

ところで、タイトルにも掲げた『1グラムの茶葉と1グラムの純金』。
どちらがより高いと思いますか? と尋ねれば多くの人は「純金に決まっている」と思うでしょう。
(ちなみに現在の金相場は大体1グラムで約5千円だそうです)

『胡椒は同じ重さの金と同じ値段』というフレーズを思い出し、茶葉ならどうだろうかと思ったのですが、
そもそも優れた輸送技術があり、量産だってできてしまう現代において、どんなに高級でも同じ重さの純金より価値のあるお茶なんてないのでは……?

そう思ってしまっても仕方のないことだとは思いますが、私が知らないだけで純金より高い茶葉というものも世の中には結構あるようです。
中でも一番高いと言われているのは純金と同等どころか1グラム約14万円という純金もびっくりの値段がつけられた茶葉だとか。
お隣の中国で最早伝説とも言われているその茶葉の名前は「大紅袍(ダーホンパオ)」。

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なんと年間で1キログラム取れれば豊作とまで言われてしまうほどの希少価値があるそうです。

「あれ、名前を聞いたことあるし、飲んだこともあるぞ?」

という方ももしかしたらいるかもしれませんし、なにを隠そう私も先日飲みました。
(このコラムもその時に聞いた話をもとにして書いております)
実際にネットでも100グラム3千円などで買うことができます。

あれ、でも年間で1キロしか取れないんじゃ・・・にせもの?

もちろんネットで買えるものがニセモノというわけでもありません。
わずかにしか取れない大紅袍というのは現在4本しか残っていない原木から取られた茶葉のことで、
こちらはよほどの伝手がなければ一生手に入れることはできないとも言われています。

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市場に出回っている大紅袍はこの4本の原木の枝を接木して育てられたものから取られた茶葉だそうです。
もとは同じ木なのでお茶の味自体はあまり変わらない・・・のかどうかは実際に原木のお茶を飲んだことがある方にしかわかりませんが、
中国茶の専門店で買った大紅袍ももちろん美味しいお茶でした。

お店の方曰く、80度以上の熱いお湯を急須に一気に注ぐのがおいしく入れるコツだそうですので、
その際には熱湯を入れても器が熱くならない大堀相馬焼の茶器セットをお使いください!
お茶が冷めにくい「二重焼き」の急須・湯呑セット

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(ご好評により現在品切れ中ですが、一つ一つ職人さんの手で作っておりますので今しばらくお待ちください!)
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