大堀相馬焼コラム

【スタッフブログ】酒器のいろいろ

こんにちは、インターンスタッフの八木です!

ここの所すっかり秋めいてきてもう肌寒いですね。
日本酒が好きな身としましては熱燗をくくくっとやりたくなる季節でもあります。

sake

そんなこんなで、今回はタイトルにもありますように酒器についてのお話です。
松永陶器店では主に徳利とぐい吞みを制作、販売しておりますが酒器にはもっとたくさんの種類があります。

“盃を交わす”なんていう諺もありますし、盃やお猪口などの名前を耳にしたことがある方も多いかと思われます。
当サイトのコラムでも先日、徳利とお銚子の違いについてのコラムがありましたね。

 

では皆さま、盃とお猪口、そしてぐい吞みの違いはご存知でしょうか?
この中で分かりやすいのは盃でしょうか。深皿に似た形をしたアレのことです。
お正月に盃でお神酒を飲む、ということをしている家もあるようですし、盃とお猪口が全く別の形をしているということを知っている人は多そうですね。

ではお猪口とぐい吞みの違いはどうでしょう?
もしかしたら“というかそもそもぐい吞みって何?”っていう人もいるかもしれませんね。

ご安心ください! ……私もこのバイトを始めるまで走りませんでした汗
さて、この二つ、お猪口とぐい吞みの違いですが一般的にはサイズと使い方の違いだといわれています。

お猪口、という言葉でそば猪口を連想された方にとっては以外かもしれませんが、実はぐい呑みの方がお猪口よりも大きいといわれています。
ただし、お猪口は形状のことを指すようで使い方も酒器に限らず、それこそ蕎麦つゆを入れるために使ったり、酢の物のような小鉢料理を出すためにも使われたりしています。

写真
和食ではこんな感じで使われることもありますね。

一方でぐい吞みは“呑み”という字からも分かる通りお酒専用の小さな器を指すようです。
先ほどはお猪口より大きなもの、とは言いましたが厳密な大きさの定義はないので、ぐい吞みより大きなお猪口ももしかしたらあるのかもしれません。

このぐい呑みは上の方にも書いたように松永陶器店でも販売しております。
二重構造になっているため熱燗向きでこれから大活躍するのではないかと!

二重ぐい呑みは器のサイズちょっと大きめですが、二重であるので内容量はもしかしたら少ない方かもしれません。
あまり一気にお酒を飲めない方や女性の方にも使ってもらいやすいサイズかもしれませんね。

“そんなちまちま注いでたら熱燗がぬる燗になっちまう!”と思われたお客様方、ご安心ください。
前回書いた記事 陶器と磁器って何が違うの?を解説します【スタッフブログ】 にも少し書いたのですが、陶器は細かい空気穴を多く含んでいるため断熱性、保温性に優れており、大堀相馬焼はさらに器自体を二重にしているため倍の保温力!……とまで行かないのですが、一般的な徳利、ぐい呑みよりも長く熱燗を楽しめます。

もし、熱燗からだんだん温くなっていく変化がいいじゃないか、という方がおりましたら二重にはなっていない砂鉄入り徳利とぐい吞みをお試しくださいませ。(写真お願いします)
なんでも器に含まれる鉄分によってお酒がさらにおいしく感じるのだとか……!

これから寒くなるこの季節、ぜひ大堀相馬焼の酒器をお試しください!

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

トップに戻る