大堀相馬焼コラム

第7回 益子の土|江戸時代の大堀相馬焼、復刻までの歩み。 

2016年、松永窯は約300年前に使われていた大堀相馬焼を現代に復刻しました。

 

 

約300年前、江戸元禄時代の大堀相馬焼をどうやって現代に甦らせたのか。なぜこのようなことを行ったのか。今回から約1ヶ月にわたり、お伝えしていきます。

第1回 まほろんでの出会い

第2回 文化隆盛の時代、元禄

第3回 大堀相馬焼の現状

第4回 福島県ハイテクプラザでのヒアリング

第5回 再びまほろんへ

第6回 産総研への相談

 

スクリーンショット 2016-08-30 17.36.53

益子の土

 

産総研の情報を元に益子へ行いました。
もともと益子焼は大堀相馬焼の系譜を受け継いでいて、
相馬の大堀土が取れない現在、益子の土が一番近いのかもしれません。

 

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-08-14-49-55
しかし、我々が探していた土は益子の中では貴重で、ほとんど益子で取れないとのことでした。
落胆しているときに、土岐に土のスペシャリストがいる、という情報をいただきました。
情報を元に調査してみたところ、瑞浪というところに「カネ利陶業」の岩島さんがいらっしゃるとのことでした。

 

ayumi7_01
データを元にどこの土が一番近いを探るのではなく、既存の土を調合して掛け合わせることで少しでも近づけようと方向転換をしました。

第8回 瑞浪で土のスペシャリストに会う に続く)

**********************************

江戸元禄期 大堀相馬焼販売ページ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

トップに戻る