大堀相馬焼コラム

匠の技、窯元という職業を身近に体験!~大堀相馬焼2019年夏期インターン生を募集中~

福島県浪江町大堀地区に受け継がれてきた大堀相馬焼は、350年の歴史を誇る伝統的工芸品です。東日本大震災・原発事故による苦難を乗り越え、今なおこの技を守り続ける窯元たちの工房で、ぜひ職業体験してみませんか?

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今年で4年目を迎える大堀相馬焼インターンシップ

このインターンシップは、「現在作陶の勉強をしており、将来は陶芸家・窯元を始め、なんらか陶芸に関するキャリアを考えている学生」を主な対象に、大堀相馬焼協同組合が提供するものです。2016年度から年2回(春期・夏期)実施しており、これまでの修了生は延べ20名を数えます。

修了生のキャリアの一部をご紹介すると、地域おこし協力隊員として窯元で修業を続けながら職人を目指す人、家業である窯元に戻った人など、作陶の道を歩み続けるケースだけでなく、伝統工芸に関するキャリアアドバイジングやデザイン会社で活躍するなどのケースも。多様な進路を検討するうえで貴重な経験ができるインターンシップです。

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期間は夏休み中の1~3週間。この機会にぜひ、二重焼き・青ひび・走り駒という伝統の技、そして窯元という職業の現場を身近で体験してください。

大堀相馬焼2019年夏期インターンシップ概要

【業務内容】
窯元の工房にて、ろくろ成形、釉薬掛け、絵付けのほか、商品の梱包や事務作業など。
希望者は休日などの時間を使って観光や地域の方との交流も楽めます。
※参加期間によって内容が変更になる場合があります。

【期間】
2019年7月29日(月)~9月29日(金)のうち最短1週間〜最長1ヶ月
※上記以外の期間をご希望の場合はご相談ください。

【勤務時間】
10:00~18:00(休憩1時間)

【休日】
応相談

【勤務地】
福島県西郷村小田倉字小田倉原1-31 大堀相馬焼 松永窯
福島県白河市大信増見字下川原11-7 大堀相馬焼 いかりや商店

【宿泊場所】

勤務地近くのアパートを無償で提供します。他の参加者と共同使用となります。

【報酬】
原則なし、交通費の補助がでます。
学生さんの現在の居住地によって金額が異なります。
詳しくはこちら↓
http://sangyo-support.jp/news/000173.html
※インターンシップ中の食費、その他経費はご自身でご負担ください。

【応募方法】
info@soma-yaki.com宛に、件名「大堀相馬焼夏期インターンの件」と記載し、氏名・学校名・学年・希望日程をご連絡ください。ご質問等も上記メールアドレスにて受け付けます。

【応募締切】
2019年7月20日(金)

【主催】
大堀相馬焼協同組合 担当:松永

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お気軽にお問合せください

インターンシップに関する疑問や不安がありましたら、上記メールアドレスまでお気軽にお問合せください。

最後に、過去の参加者の声の一部をご紹介しましょう。2017年、京都美術工芸大学在学中に参加した吉田直弘さん、室井早紀さんのインターン終了直後の感想です。二人はその後、2018年春から福島県の地域おこし協力隊として引き続き松永窯・いかりや窯で修業を続けています。

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「釉掛け、転写、墨入れ、窯詰め、型作りなど陶芸の技術や知識が必要なことから、梱包などの事務的なことまで、本当にいろいろと体験させてもらいました。思っていた以上に楽しかったです」(室井さん)

「大学で作陶を学ぶときとはスピードが違いました。成型でも釉掛けでも、プロの職人さんの作業にはまったく無駄がない。これまでの経験がひとつひとつの動きに詰まっているんだと思いました。職業体験をしてみて、今まで漠然と陶芸に関わりたいと思っていた気持ちから、“ここで働きたい!”という想いに変わりました」(吉田さん)

大堀相馬焼協同組合は今年も、陶芸と真剣に向き合う学生の皆さんのご参加をお待ちしています。

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