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お歳暮を贈ろう!渡す際の注意点とは?
前回はお歳暮全般でのマナーについて説明いたしましたが、今回は渡すとき・お礼をするときに気をつけたい点についてのお話です。
お歳暮を渡すときのマナーについて
配送が全国津々浦々にまで行き届いた現在では「お歳暮は送るもの」と思っている人も多いのでは無いかと思いますが、実は「お歳暮は挨拶がてらに持参する」のが正しいマナーなのです。
とはいえ、忙しい現代社会に生きる私たちにとって何件ものお宅に直接伺うのは難しいものがありますが、それは実のところ訪問を受ける側とて同じことだったりもします。
年末の忙しい中、お互いに時間を作るのとなるとなかなかうまくはいかないことでしょう。
遠方であればなおのことですので、配送するのは失礼にあたるわけではありませんが、「この人にだけはどうしても直接届けたい」というケースもあるかと思います。
そんな直接渡す場合と配送で送る場合のそれぞれに気をつけたいことやマナーについて説明しましょう。
お歳暮を直接渡す場合のマナーと注意点
それではお歳暮を手渡しするときに気をつけたいマナーからいってみましょう。
まず当たり前のことですが、電話で持参する日時を伝えます。
ただし、年末に近い忙しい時期ですので、無理に予定を立てるようなことはしないように気をつけましょう。
そして訪問の基本ですが、食事の時間や早朝は避けます。もちろん遅い時間もNG。
なお、お歳暮は紙袋や風呂敷に包んで持っていくようにしましょう。
そして相手には包みを解いて中身を取り出して渡すのが基本ですが、その際にはお歳暮を時計周りに回してお歳暮の正面が相手に向いている状態で差し上げるようにしてください。
お歳暮を配送するときのマナーと注意点
次に配送の場合のマナーについて。
直接の場合と違って挨拶ができませんので、別途手紙を送るか手紙を同封するのが通例です。
手短なものでも構いませんので、今年一年お世話になった感謝の気持ちを認めましょう。
お歳暮を貰ったときのマナーと注意点
それでは次にお歳暮を貰った場合についてのマナーや注意点について説明いたします。
いうまでもなく、お歳暮を貰ったのでしたらお礼の連絡はするようにしてください。
間違っても知らんぷりはいけませんよ!
お礼を伝える手段ですが、近年メールでの連絡がビジネスやプライベートでも深く浸透していますのでついつい頼りがちですけれど、そこはやはり感謝の気持ちを込める意味でもお礼状を書いて送りたいところですね。
なお、そのお礼状に認める内容としては、季節の挨拶文から始まって、お歳暮を頂いたことへのお礼、健康への気遣いなどを書いていきます。
パソコンで作成するか手書きなのかは特にマナーはないようですが、気持ちを込める意味でも手書きであるのがベターでしょう。
それでは最後にこのような贈り物をする場合に一番気をつけたいこととしてある「喪中の場合はどうなのか?」ということについて説明します。
結論から言うと贈っても問題なし!
お歳暮はお祝いではありませんので、失礼には当たらないようです・・・が、そうはいっても喪中ともなると精神的な面からもお歳暮を貰っても嬉しいかどうか?ということを考えると、そのタイミングの見極めはけっこう難しいかもしれません。
もし送ることが決まっているようでしたら、挨拶文の内容や水引、のしの使用に十分気をつけて送るようにしましょう。