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抹茶碗などの高級な陶器を長く愛用できる3つの手入れ方法とは??
あなたは抹茶碗などのいわゆる高価な茶道具として使われる、陶器を普段の食器と同じように扱っていませんか?実は一般の家庭でも使われている陶磁器と、抹茶碗などの陶器は、その性質がまるで異なるのです!
陶器を陶磁器と同じように扱っていたら、早々に陶器の食器が変色したりして使い物にならなくなり、せっかく買った美しい食器が短期間のうちでダメになってしまいます。
では、長く使うためにはどうすればいいのか?それは陶器の正しい手入れをする事!
そして、その正しい方法を3つのポイントに分けて説明しましょう。
参考記事
※今回の記事は特に抹茶碗のような高価な茶道具としての陶器について解説です。
普段の大堀相馬焼は頑丈に作られているのでご安心ください。
買い物直後から手入れは始まっている!
陶器を眺めているとその渋さや美しさに目を奪われますよね。そして、手に取って家でも食器として使って見たくなるものです。
しかし、ただ陶器を買うだけでは先ほども言ったように短期間のうちに捨てる結果となります。ここで重要なのは、陶器を買って自宅に帰った直後からその手入れを始めるようにすること!
具体的な方法は、まずはぬるめに調整したお湯を出して付いている汚れを落とします。その後、米をといだ時に出る汁を鍋に移してその中で陶器を入れて、30分以上煮沸(しゃふつ)させます。
後は、取り出して水ですすぎ、風通しのいい所(窓際など)に置いて渇くのを待ちましょう。これにより陶器は強度が増し、水漏れを防ぐ手助けをしてくれますよ。
渇いた後は裏側の部分に注目、この裏側部分がザラザラしていたらテーブルや食卓を傷つける可能性があるため、サンドペーパーでザラザラをなくしましょう。
使った後の手入れは丁寧に扱おう
陶器は使う前やその後の片付けにも一工夫が必要です。
使う前は、水を陶器にたっぷり染み込ませて料理から匂いが移ったり油が染み込むのを防ぎます。
次に、使った後は水につけて、素早く中性洗剤で洗います。この時に陶器を傷つけないように柔らかいスポンジを使うのがベスト。ただし、付け置き洗いだけはしないようにしましょう。
普通の陶磁器と違って陶器は水分を吸収しやすいので、適当に扱ったら変色しやすくカビが発生する原因にもなります。
もちろん、この変色していくのが陶器の醍醐味と言う意見も分からなくもないですが、使い始めから急激に変色してしまったら戸惑いますし、カビが生えたら目も当てられませんからね。
最後に水ですすいで風通しの良い場所で乾燥させ、乾いたら食器棚の他の食器とは別々に片づけたら手入れは終わりです。
ものによっては電子レンジや食洗器もNG
陶器の中には電子レンジや食洗器が使用できるものとできないものが存在します。
これを無視して使用してしまうと、金彩や銀彩が剥がれてしまったり、黒ずんだりして外観を損なってしまいかねません。
なので、電子レンジを使う前に電子レンジにかけても大丈夫なのかを必ず確認しましょう。
また、同様に食洗器にかけるのも水流の強さや、洗剤の量によっては陶器に傷がつくのは避けられませんので、陶器を食洗器にかけるのはやめておきましょう。
※大堀相馬焼はほとんどの商品が電子レンジ、食洗機を問題なく使えます。
まとめ
陶器の手入れを面倒くさがらずに大事に扱うことで、陶器の寿命を長くし、その食器に愛着も湧くものです。あなたもこの陶器の美しさや渋さに惹かれたのなら、長く使っていくことを意識して買った直後に強度を高め、使用前後は正しく陶器を手入れし、間違った使い方は決してしないように心がけましょう。