お知らせ
冬眠から目覚める「啓蟄」の節気|伝統的な暦と伝統的な器
こんにちは。
コラム担当の西田です。
3月6日は二十四節気のひとつ、「啓蟄」です。
皆さん、ご存知でしたか?
読み方は「けいちつ」、ちょっと難しい漢字ですよね。
ちなみに二十四節気とは、太陰暦を用いていた時代に、季節を感じあらわすための工夫として考え出されたもの。
1年を24に等分し、その区切りや区切られた期間につけられた名前だそうです。
さて、「啓蟄」とはどんな日なのでしょうか?
暦便覧によると「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也」
土中で冬ごもりをしていた生き物たちが目覚める頃ということです。
啓蟄の初候は蟄虫啓戸(ちっちゅう こを ひらく)、次候は桃始笑(もも はじめて わらう)、末候は菜虫化蝶(なむし ちょうと けす)
次候の桃始笑について、昔は「咲く」を「笑う」と表現することもあったそうです。
花咲くようすを笑うと表す日本人の感性は美しいですよね。
旬の食べ物はさよりやわらびなど。
かたばみの花が咲き始める頃でもあります。
伝統的な暦を紹介しているのは、私たちの扱う相馬焼が伝統工芸品だから。
昔から受け継がれてきたもの、古き良きものをただ大事に守るだけではなく、再発見を通してその価値と魅力を発信していけたらと思っています。
相馬焼の三大特徴「馬の絵」「ひび割れ」「二重焼き」を紹介しています。
▶三大特徴紹介記事はこちら
生き物が動き出す「啓蟄」
私たち人間もそわそわと春の訪れを感じる頃ですよね。
次の節気「春分」に向けて、皆さまが明るく元気よく活発に過ごしていけますように…!
(参考:こよみのページ http://koyomi8.com/directjp.cgi?http://koyomi8.com/24doc.htm、暦生活 http://www.543life.com/season-usui.html)