お知らせ
季語になるほど美しい秋の空|東京の空だってきれいなんです
青が濃く、そして澄んで見える秋の空。
「秋の空」は季語のひとつでもあります。
こんにちは。
コラム担当の西田です。
湿度が少し高めな春は、空気中の水分がいろいろな香りを閉じ込め運んできます。
ゆえに、春の訪れはなんとなく風の匂いで感じる気がします。
一方の秋は、空気中の水分量が少ないので空気が澄んで見えますし、肌にあたる風も湿気による生ぬるさがない分鋭く感じます。
肌感覚で感じるのが秋ということでしょうか。
…とちょっと芸術家か文学者のようなことを言ってみたくなるのも秋の特徴かもしれません(笑)
以前、「智恵子は東京に空が無いというほんとの空が見たいという」という高村光太郎の詩を引用した記事を投稿しましたが、
http://soma-yaki.com/news/abukumasora.html
晴れた秋の日の東京の空もなかなか美しいものです。
この記事にある写真は私が「この空きれい!」と思った瞬間に撮ったもの。
場所は新宿や赤坂、上野などいわゆる都心と呼ばれる地域です。
先日訪れた新潟の空ももちろん美しかったです。
代表が行ったのは「大地の芸術祭」
【社長ブログ】大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレに行ってきました
私、西田が行ったのは「水と土の芸術祭」
よかったら、軽い読書代わりにこちらの記事も読んでみてください!
さて、季語「秋の空」を使った作品には
秋の空きのふや鶴を放ちたる −蕪村
秋の空露をためたる青さかな −正岡子規
秋の空浅黄に澄めり杉に斧 −夏目漱石
などがあります。
スマホできれいな写真が手軽に撮れるようになったのなんて最近のこと。
今よりずっと不便な時代の感性豊かな人たちは、17文字に自然美やそれへの想いを込めていたわけです。
なんだかしみじみとしてしまいますね。
子どもも学生も社会人も、何かと忙しい秋ですが、たまには空を見上げてみませんか?
そして肌寒さにぶるっときたら、暖かいお部屋で温かい飲み物を…!
そんなときに相馬焼を使っていただけたら嬉しいです。