大堀相馬焼コラム

東京から福島県松永窯まで1泊2日で出張して来ました!


皆さんこんにちは!ECサイト担当スタッフの西村と申します。
普段は東京の方で仕事をしておりますが、今回は福島県松永窯までお邪魔して参りました!
松永窯4代目の松永武士とは何度も打ち合わせをしておりますが松永窯まで行くのは初めてです!

さて、東京から福島県の松永窯まで行くのにはいくつか方法がありますが今回は、一番手軽な方法である「高速バス」で行く方法をご紹介します。
3時間20分ほどで到着しますし、ネットで予約すればお値段も片道2800~3500円ほどとお手頃です。

まずはJR新宿駅直結の「バスタ新宿」からスタートです!

ここから全国へ旅立つ高速バスが集う大型バスターミナルです。

今回乗るのは、新宿駅から福島駅行きの「あぶくま3号」です!
松永窯の最寄りのバス停「西郷バスストップ」で途中下車します。
9:50発で13:10着予定なので、おおよそ3時間20分の旅の予定です。

バスタ新宿のコンビニでおにぎりと麦茶を買って旅のお供にします。
旅の途中に食べるおにぎりってなぜか美味しいですよね!

東京の都会的な風景を抜け・・・

車窓の外は、のどかな田園風景になって参りました。

途中で羽生サービスエリアと・・・

那須高原サービスエリアでそれぞれ10分ぐらいの休憩があります。
もうちょっと長いとレストランで食事できるんですけどね~~がまんがまん!

那須高原サービスエリアを過ぎて10分ほど経つと西郷バスストップに到着しました!
ここで寝過ごすと危うく郡山まで行ってしまう所でした。あぶないあぶない

バスストップの階段を降りると、空は気持ちよく晴れていてなんとも開放的な秋の風景でした!
う~~ん!空気がおいしい!いや、本当に空気がおいしいです!

西郷バスストップから松永窯までは、徒歩だと20分、車で5分の距離です。
4代目の松永が車で迎えに来てくれました。ありがとうございます!
右側に松永窯の看板が見えて来ました。

松永窯に到着しました!
東京からでも結構手軽に来れちゃいますね!

作品を作る窯と、作品を実際に手に取って買える直売所が併設されています。

直売所の様子です。

こんな巨大な湯呑みもありました!いったい何リットル入るんでしょう・・・
左隣の湯呑みがすっぽり収まってしまいそうです。

ツムツムみたいなかわいい湯呑みもありましたよ。
めんこいめんこい!

相馬焼の湯呑みでお茶を出していただきましたが、手に持っても全然熱くない!
これは初めての体験で感動です!

そうです。大堀相馬焼の湯呑みは二重構造になっているので熱いお茶を入れても手が熱くならないのです!
こんな風に断面図で見ると納得ですね!

窯も見せていただきました!
ちょうど窯出しした後で、器を冷ましている所です。
「キン・・・コン・・・キン・・・コン・・・」というガラスでできたオルゴールのようなとてもきれいな音色が聞こえます。

これは「貫入音(かんにゅうおん)」と言って、
素材と釉薬との収縮率のちがいから、器が冷える時に陶器の表面に細かいひび割れが入る時に鳴る音です。

「うつくしまの音 30景」にも選ばれただけあって、透き通っていてなんともいい音色なんです!
(音色を聞きたい方はこちらのリンクからどうぞ)
http://www.pref.fukushima.jp/list/oto03_l.html

この音を聴けるのは窯出しの直後だけなので、今日聴けたのは運が良かったですね!

そして、この「貫入」によって表面に細かく入ったひび割れに墨汁を塗り込む工程を「墨入れ」と言います。
左が墨入れ前、右が墨入れ後の湯呑みです。

手に力を入れて墨汁を塗り込みます。

次に、墨汁を拭き取ればひび割れの部分のみに墨が入ります。

墨入れの工程を体験させていただきました!
手に力を込めないと、ひび割れの奥まできちんと墨が入らないので結構力が入ります。
なおかつ湯呑みを割らない繊細さも要求される工程です。

1時間で20個ほどの湯呑みに墨入れできました!

一旦松永窯を離れ、隣町の白河市にある「コミュニティ・カフェ EMANON」さんで仕事の打ち合わせをします。
http://emanon.fukushima.jp

古民家を改装したおしゃれなカフェです。
学生さんの勉強スペースとしても開放しています。

1日の仕事が終わった後は「地元の名店発見!」のコーナー!
本日はJR新白河駅高原口から徒歩5分の所にある「ぎょうざ 登」さんです!
http://gyozanoboru.web.fc2.com

看板メニューの鉄なべ餃子は、カリッとジューシーで、う~ん旨い!!

個人的にものすごく美味しかったのは、エビが一尾入ってる海老餃子です!
中にはシソの葉も入っていてエビとシソの風味が最高!他では味わえない一品です。

宿で一晩を明かし、再び松永窯へ向かいます。

4代目松永武士さんオススメの福島県のソウルドリンク「酪王カフェオレ」を買って朝ごはんにします。

この日も晴れていて気持ちのいい天気です!
東京だとこういう空にはなかなかお目にかかれませんね~

再び松永窯まで戻って参りました。コスモスの花がきれいですね!

松永窯で再び会議をした後は、福島県のご当地ラーメン「白河ラーメン」の名店
「手打ラーメンふくふく」さんでお昼ご飯をいただきます!

白河ラーメンは、すっきりとした澄んだ醤油スープと、手打ちのちぢれ麺が特徴です。
素朴な醤油スープとちぢれ麺が実に旨いです!
私、西村は北海道札幌出身なので、札幌ラーメンみたいなちぢれ麺が大好きなのです。

(この西村って人、食べてばっかりじゃない。本当に仕事しに来たの?ひそひそ)という読者の声が聞こえてきそうですが大丈夫です!バッチリ仕事して来ました!
湯呑みの墨入れとか、後は・・・湯呑みの墨入れとか。

再び松永窯に戻り、打ち合わせがてらお土産を買ってきました!

まずは二重焼のぐい呑みです。
これからの寒い冬は日本酒の熱燗が美味しい季節ですが、ぐい呑みが熱くて持ちにくいのが難点でした。
この二重構造のぐい呑みなら、熱燗を入れても手が熱くなりません!

※こちらのアイボリーのぐい呑みは現在直売所での限定販売ですので、
ネットでご購入の際は「二重ぐい呑み(青ひび)」をご覧くださいませ。

続いては定番の二重湯呑みです!
「手に持っても熱くない」という二重焼の魅力を実際に体験してすっかり魅了されてしまいました!
これで、寒い冬は芋焼酎のお湯割りを呑もうと思います!
(この西村って人、酒呑んでばっかりじゃない?本当に仕事してるの?ひそひそ)という読者の声が聞こえて来そうですが大丈夫です!呑みながらでも仕事できます!(嘘です)

※こちらの湯呑みも一点物の直売所のみ販売でしたので、
ネットでご購入の際は「二重湯呑み(青ひび)」をご覧くださいませ。

美味しいものばかりごちそうになって非常に名残惜しいですが、帰りのバスの時間が来てしまいました。
両手をお土産で満載にしながら西郷バスストップで待ちます。

バスがやってきました。 あ!

っと言う間に東京の新宿駅まで戻って参りました。

東京から松永窯は案外近い事が判明しましたし、美味しいものもたくさんで非常に充実した一泊二日の出張旅行でした!
松永さん!次回の出張はいつになりますでしょうか?(笑)

当店のネット販売は全国に発送可能ですが、関東圏にお住いのお客様は実際に松永窯に行かれるのはいかがでしょうか!
商品を実際に手にとって見れますし、直売所限定の商品もたくさんありますよ!
それではまた次回の出張レポートでお会いいたしましょう!

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